「童話館ぶっくくらぶ」をご存じですか?
簡単に言うと、絵本の配本サービスです。
私の実家には本がたくさんあって、母はよく図書館に連れて行ってくれました。
そのおかげか、私は本が大好きで、小学校の頃には学校の小さい図書館にある本は全制覇したんじゃないかというくらい。
大人になっても本が好きで、本屋とブックオフは本当に常連でした。
エッセイストになりたいなと思ったこともあったので、ブログを書くということは当時の夢がかなったようでとても嬉しい。作家でも新聞記者でもなく、エッセイストが良かったんです。インターネットの進化により、一億総エッセイストみたいな時代が来てくれるなんて思っても見なかったのに、時代の進化のおかげで一つ夢がかないました。
はい、話がそれました。
そういうわけで、妊娠中から「子どもが産まれたら絶対に、絵本の配本サービスを頼むんだ」と漠然と決めていました。
妊娠してから知ったんですが、絵本の配本サービス業者っていくつもあるんですね!
その中でも、私が選んだのは「童話館ぶっくくらぶ」です。
なぜ「童話館ぶっくくらぶ」を選んだのかというと、絵本の質と、ぶっくくらぶの方の想いです。
本屋さんの店頭では、子どもウケを狙いすぎて 子どもに媚びるような絵本が多い中、ぶっくくらぶが選ぶ絵本は、昔私も読んだことがある長年の名作や、海外の美しい絵の本、優しいタッチの絵本、自分では全く選ばないような本屋さんで見たこともないような絵本。
親が一生懸命本の文字を追っている間、子どもはずっと絵を見ているんですよね。
美しい色彩感覚や 言葉だけではわからない感情なども、絵は教えてくれます。
誕生月から進級し、その月齢や季節に合った絵本を送ってくれるというのもとてもよかったです。
夏は夏らしい、冬は冬らしい絵本だったり。
そろそろ兄弟が産まれそうな月齢では、兄弟に関する絵本が送られてきたり。
入学前には、入学の楽しみを教えてくれたり、緊張を和らげてくれる絵本。
ちょっと中だるみする頃には、くすっと笑えるような学校での失敗が書いてある絵本。
こう書きながらも、私の頭の中にはいくつもの特定の絵本が浮かんできます。
長男には、それこそ本当にこちらが家にある本を全部暗記してしまうほどよく読み聞かせをしました。
「ぐりとぐら」なんて、洗い物をしながらでもページをめくる音で次のページの音読に進めるくらいの暗唱ぶりですよ!
絵本は読んでもらうもの、と思っていてなかなか自分では読みださなかった長男。
文字に対する興味も薄く、小学校に入っても、音読の宿題の拾い読みの酷いこと。
「わ…た…し…。………は?」というくらいで読んでいました。
それでも、本には面白いことが書いてあるということを知っていた長男は、自力で読めるようになった小学校1年生の2学期以降、飛躍的に追い上げました。
そう、本には面白いことが書いてあると知っている。これって、とっても大事なことだと思うんです。
だれだって、面白くない本なんて読みたくありません。
小1の後半からは図鑑にハマり、興味のある図鑑をひたすら眺め、眺め眺めているうちについでに文字も読むようになっていました。
そこから、興味はマンガへ移りましたが。
興味のあるものは惜しみなく与えたいと思っているので「サバイバルシリーズ」はかなりの数、家にあります。
そこから覚えてくれた漢字も多くて助かります。
今では、あんなに読めなかったのにと幼稚園の先生に驚かれるほど。
どちらかというと、今では国語は得意なようです。
- 質の良い絵本に出会うこと。
- 親が根気よく読んであげること。
- 本が身近にある環境にすること。
これが、本には面白いことが書いてあると思わせるためにできることです。
小学校3年生の時に「明日は学校へ気に入っている本を持って行く日なんだ」と言って、本棚の前で、選びきれずに長い時間迷っていた長男。
「だって、うちにある本は全部面白いんだよ!!」と力説していました。
そう思ってくれていたなんて、嬉しい…!!
娘は娘で、こだわりが強く、ベビーの頃から必ず持ってくるのは猫の本か食べ物の本。
本当にブレないので、毎回笑ってしまうくらい。
幼稚園の年長になった頃から、こちらが勧めた本も読んで(読ませて?)くれるようになりました。
息子の時と比べて、娘に割いてあげられる時間が圧倒的に少ないので申し訳ないなと思いつつも、なるべく読み聞かせしてあげたいと思っています。
(いや、思ってはいるんだけど現実時間がなくて無理っていうか。。。)
さすが女の子なだけあって、放置しておいても文字に対する意識は高く、早い段階から勝手に文字をマスターして、年中くらいで長男の1年生の初期よりスラスラ音読できていましたが。
気持ちを汲み取ることも上手なので、絵本の行間を読めるというか「〇〇だからだよね!」とちゃんと理解しているな、と分かるのも長男との違い。
同じ育て方をしていても、子によって反応が違うのも面白いです。
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