ゆる知育→ゆる中受。

モンテッソーリ幼稚園→公立小、中受予定

学校のテスト30点だった息子が通塾1年で変わったこと

はい。中受話題です。

2月から5年生クラスが始まり、週2だった通塾が週3になり、「明日もまた塾!?」と悲鳴を上げている息子がいます。

 

そんな息子くん、なんと、小3の時、私があまりにも放置しすぎて漢字テスト30点とかが普通の人だったんです。。。

男性の担任の先生が大らか?だったせいか、宿題を提出しなくても何も言われない。これ幸いと全く宿題をやっていかないこと1年…。

当然、成績は下降です。

というか、私もオットも、小学校のテストで不自由した記憶がなくて、小学生なんて学校の授業普通に聞いていれば普通にできると思ってたんです。それが間違いだったんですね。間違いというか、だれにでも通用することではなかったんですね。

一度覚えたら忘れない人もいれば、すぐ忘れちゃう人もいるわけで。

私やオットが前者だったのかは分かりませんが、せめて宿題くらいはやっていかないと定着しないんでしょうね。

そろそろヤバイと親が気づいたのが小3の冬。これが良いタイミングだったのかどうなのかはわかりませんが、これはマズイと個別指導中心に塾を探し出しました。

 

いや、放置しすぎとはいったけど一応 Z会やったり、そろばん教室は通ってたんですけどね。

 

とりあえず、親が言ってもやらないし日々の学習習慣がないからそこをなんとかしたいと思い、いくつかの塾に体験に行きました。

最初は集団塾についていけないかと思って個別中心に見ていたし、子どもも個別はマイペースでできるので気に入っていたんです。

Yの小4準備講座、駿台、トライ、公立中高一貫に強い塾、中堅塾…

いくつか見て回るうちに、やっぱりカリキュラムがしっかりしている集団塾の方が良いという結論になりました。

やっぱりそろばんやっていただけあって、どこでも計算力だけは褒めてもらえる。ということは、漢字だけ追いつけばOK!ということで冬休みは私が漢字の特訓をしましたよ(涙)ここで家庭教師にお金払うのはもったいない!と思って母が頑張りました。

 

小4って微妙で、「高校受験コース」みたいな学校の補習塾みたいのが始まるのがだいたい5年生からで、補習塾で十分と思っていたんですが、中受塾しか近隣では受け入れがなかったんです。(みんな受験しない4年生ってどうしてるの?)

 

当然、SAPIXなど大手には今更入るなんて滅相もない!と思っていたので中堅塾に決意したのがちょうど、塾の新学期である2月目前。

 

入塾の手続きに行ったとき、どーんと積まれたテキストに「うわ…中受の世界に踏み込んじゃった…」と私の方がちょっと覚悟させられました。

 

それからは、毎日とりあえず漢字と計算を1ページずつやってください、と出される宿題をやらせるのに悪戦苦闘しました。

なにせ自宅での毎日の学習習慣がゼロの息子。

学校の宿題やりなさい!だけでも(今までやってなかったから)「えーーーー!?」なのに、そこに追加して塾の宿題だなんて。

もう、文句ブーブーです。そうでしょうね。そりゃあそうですよね。

仕方なく私も腹をくくって、宿題をやり終わるまでは隣に密着して離れないスタイルでの自宅学習が始まりました。何なら一緒に計算問題を解いたりして。

 

4月ごろには、どれだけ文句を言っても解放してもらえないことに観念したのか、学校でも学年が上がったのでちょっと自覚ができたのか、「朝の計算・漢字」習慣が定着してきました。それでも当然文句ばっかりです。

通塾から5か月ほど経った夏ごろ、ようやく文句が減りました。やらなくちゃいけないこと、という認識ができたようです。それでもたまに「今日はやりたくない!」ということも。

夏休み明けからWに転塾して宿題が増えたこともあり、「なんでこんなに多いんだ」「これはやりたくない」がまた頻発。ここでもまた、朝の計算を一緒にやる日々…。分数の掛け算わり算とかなつかしすぎた。転塾したては、習ってない範囲が多くて母子ともに苦労したよね。

 

そして、通塾から1年経った今、ようやく、ほんとうにようやく、勉強中に(少し)目を離しても自分でやってくれるようになりました!!!

 

これは息子にとっては本当に大きな成長。

べったり隣にいないとまったく進まなかった甘えん坊なので、いや~、本当に助かってる!!1年かかったけどな!!人とは比べない、過去の息子と比較しよう。そうでしょう。

 

当然今でも、机に座ってはいるけれど手が止まって別の世界にいっていることもあるけれど。(手が止まっている時間が長いと関係ない声掛けをすると「はっ!」とこちらの世界に戻ってくることが多くて笑えます)

「見て~」とか「〇個間違えた~」とか散々やってるアピールしてきますけど。まだまだ甘ったれ。かわいいもんです。

 

最近になってようやく、遊びたい気持ちと、やらなくちゃいけないことの配分が自分でできるようになってきました。

(たとえば、週末のお友達と遊ぶ約束を、今までなら一日中だったのが午前だけ、とか午後だけ、とかにするようになったこととか)

 

私が毎日「やることリスト」を書いておくと、自分でこれは何時くらいにやると決めているようです。

 

基本的にマジメなタイプなので(それじゃあなんで宿題やんなかったんだって思うかもだけど、たぶん単純に先生に出せって言われないからやんなくて問題ないと思ったとかそんなレベル)

今のところ、答えを写したりもしないし、ブーブー文句は言いまくってもやらなくちゃいけないことはやるし、えらいなって思います。

 

本当はもっともっと、やったらできるのになって思うけど、求めすぎもダメですよね、去年と比べたらすごく成長していることをまずは、褒めたいと思います。

塾週3回も行ってるだけでもエライ!しかも塾の宿題もちゃんとやってエライ!

間違いだらけだけど、ダラダラしてるの母としては歯がゆいけれど、そのうち身になることを祈っているしかないぞ。

 

あっ…過去記事でも中堅塾→Wに転塾したことを書いていたし、↑でもWに転塾、とだけは書きましたが…

 

実は、Wから、また、元々通っていた中堅塾に戻しました。

 

息子のやる気と、私の心のゆとりは、今回の転塾がとても影響大です。

Wは本当に…上位校を目指していないうちにとってはやらせすぎでした。

こんなに負担かけて勉強勉強勉強!!!ばっかり言って、2週に1回のテストのために土日も勉強して…というのから解放されて、息子としては「え?こんなに土日遊べるの?すっごい時間ある!」って思ってるし、私は私で謎のプレッシャーから解放されて本当に、息子の良いところを見てあげられる余裕ができました。

でも、一度頑張った経験があったからこその、だと思います。

なので、Wでの経験はとてもよかった。

でも、半年でちょうどよかった。

うちの子みたいな下のクラスの子には下のクラスに合ったペースとやり方で、のびのび勉強してもらえるのがまずは一番だと思いました。

 

大手塾の子は低学年から通っているんだから、学習習慣も含めてその差は歴然なわけで。追いつくなんて、おこがましい。学校のテスト30点だったんですよ。最近では80点以下見たことないです。それだけでも、ほめてあげるべきですよね。

少しずつ、息子のペースで、

「歩みを止めない限りは少しずつでも先に進んでいる。」

うさぎとかめの話を心に刻みつつ、この気持ちを忘れないようにここに書き記しておこうと思います。