ゆる知育→ゆる中受。

モンテッソーリ幼稚園→公立小、中受予定

モンテッソーリ教育との出会い

モンテッソーリ教育との出会い

モンテッソーリ教育との出会いは、ひょんなことからでした。

上の子が2歳のころまでは全く知らなかった「モンテッソーリ教育」というもの。

 

保育園などに預けたことのなかった上の子は、私にべったり。

当時夫が激務でほぼ寝る時しか家にいなかったこともあり、完全ワンオペで母子常にセットの状態。夫と二人にすることも皆無で、どこへ行くにも常に息子を同伴していました。

 

そういうわけで、お友達と遊んでいるときも

「ちょっとトイレ行ってきていい?」

「息子くん見とくよ~」

なんてやりとりになっても、私がその場から消えた途端に不安で泣く息子。

(というわけで結局、数分のトイレさえも同伴)

 

これは、なんとか幼稚園までに母子分離を目指したいところ…と思ってひたすら母子分離の習い事を探していたんです。

 

そんな時に、たまたま目にした「泣かせない母子分離」なるワード。

「痛くない注射」くらい、当時の私には信じられず思わず調べていくと、どうやらその「泣かせない母子分離」を目指すお教室が家の近くにあるらしい。

なんてラッキー!これはもう、神様からの救いの手だと思ってそのお教室へ訪問しました。

それが、私とモンテッソーリ教育の出会いです。

 

私が通ったモンテッソーリ教育のお教室

さて、そんな理由で門戸をたたいたモンテッソーリ教育のお教室。

始めは、そんな意識高い系みたいなところ、場違いなんじゃないかって思ってました。

でも、ちょうど家の近所にあったお教室は、全然そんなこともなく、強いて言えば「おばあちゃんち」のような安心感。(ご年配のベテラン先生が多かったせいもあるのかも?)

なんていうか、実家に帰ってきたようなどっしり感で迎え入れてくれました。

 

「泣かせない母子分離って、どういうことですか?」と聞いてみると、

何度か母子で一緒に通って、子ども自身がここは安心できる場所なんだ、と思ってから、お母さまはスーッとフェイドアウトしてください。とのこと。

子ども自身がリラックスできる環境で、遊び(モンテッソーリではお仕事といいます)に夢中になっていれば、自然とお母さまがいなくても気にならなくなりますよと。

 

そういうわけで、子どもによって個人差があることをしっかりと向き合いつつ、その子自身が「大丈夫」というサインの時にそれを逃さずに成功体験(この場合は母がいなくても一人で居られたという体験)に結び付けていくんだそうです。

 

ちょっと大丈夫そうなら最初は扉を隔てた廊下でお待ちください。

「ママ~」と言い出したら「そこに居るよ」というので出てきてくれても問題なし。

もう少し時間が延びたら、玄関で。そして1時間、2時間と、母子分離の時間を増やしていきましょうと。

 

根気が要りますね。半年以上これで離れられない子もいます。それでも、忍耐強くお付き合いすることで子どもと向き合っていく…

 

時間が許したからできたことですが、本当に理想だと思います。

 

子どもって個人差ありますのでどれがその子に合った方法なのか、二人しか子育てしていない私にはまだまだ分かりませんが…

 

べったりからの、ゆっくり母子分離をした息子は、今ではどこへ行っても怖気づかないタイプとなってくれました。

 

ちなみに、下の娘は最初から全然ママいなくても気にしないタイプだったのですが、その分、お迎え後の「甘えの取戻し」のようなものがひどかったです。(上の子はなかった。これも個体差なのかも。結局、育児に楽はないってことですかねぇ)

 

モンテッソーリ教育は親の教育でもある

私が通っていたモンテッソーリのお教室では、両親向けへの講習会などもありました。

やっぱり、週1,2回のお教室だけではその場限りになってしまうということを先生方も懸念されていたのかもしれません。

 

  • 手や口を出さずに子どもを見守るということ
  • 子どもの好きなことを自分で決めさせて満たされるまでやらせてあげること
  • 敏感期(そのものに興味を示す時期)を待つこと

 

たくさんありますが、とにかくなんでも先取りが良いと幼児教育ビジネスに煽られる現在、このことをしっかりと伝えてくれるお教室の存在は、親の揺らいだ心を戻してくれる存在でもありました。

 

親が焦ってはいけない。

子どもは、いずれできるということを知っている。

ただ、興味を持った時にタイミングを逃さない環境を用意する。

これってなかなか難しいんですよね。

 

たとえば字について。

今の時代、先取り教育が流行っていることから幼稚園前からひらがなを読める子もいたりして…なんなら書ける子もいたりして、驚かされます。

 

上の子は、男の子だったこともあり、文字への興味関心がずっと薄かったんです。

幼稚園の年中の後半で、初めて自分の名前をひらがなで書いて自慢げに披露してくれた時の感動は忘れられません!(見事に反対でしたが!)

そこから、幼稚園の周りの子にも刺激されたようで(これが環境を整えるという事)、まずは書き順を丁寧に教えていきました。(私が、というよりモンテッソーリにはそういう教具が多いので勝手に習得してくれたという感じです)

 

卒園する頃には、「〇〇くんは、書き始めが遅かったから、書き順が正確で文字が綺麗です。」と言われました。

 

当時はピンと来なかったのですが、その後実感したこと…

下の娘は、文字への興味が早く、こちらが教える前から自己流で勝手にひらがなを習得していました。(二人目って、ほんと見てなくて申し訳ない…)

そのぶん、書き順がぐちゃぐちゃ。雰囲気で書いてるので間違って覚えちゃっている字も多い。それが、今更直らないんです。。。反省。

興味を持った段階で、こちらが気づき正しく教えてあげるべきでした。

モンテッソーリでは何事も最初が肝心ということで、まず先生が正しいやり方を提示して、子どもにやってみさせ、見守るというスタイルを取ります。最初からきちんと覚えてもらうことが、正しい習得への早道だという事です。

 

そんな反省も踏まえつつ。

 

結局は小学校1年生でひらがなから習いますからね!そこで学ぶのでもありだと思うんです。(その方が書き順とか正しい気がする)

その前に、お絵かきなどで正しい鉛筆の持ち方と、幼少期に手先をしっかり使って筆圧を高めておくこと。これだけしておけば、ひらがな書けるの早い遅いは気にする必要がないと思います。

 

先を見据えずに、とりあえずひらがな読めてるし結果として書けているから安心、というだけでは子どものためになりませんね。

先取り教育での親の安心=子どもにとって良いこと、ではないと学ばされるのがモンテッソーリです。

 

モンテッソーリ興味のある方にオススメの書籍